栃木〜横川

18きっぷの季節がやってきたため、また連れ立って出かけた。

まずは上野を発ち小山まで。そこから両毛線で栃木経由で高崎へ向かう。その間で2回途中下車。栃木で下車しバスで大平山神社へ。1000段の石段と蝉の声と静けさ、汗だくで食べたかき氷の味。知らない土地を高いところから眺めるのはやはりいいものだと思う。もう少し進んで桐生へ。かつては絹産業で栄えていたであろう静かな街を、雨の中空腹で歩く。曇天で空腹でどうしたハテサテもんかと思ったが、思いつきでたどり着いた店で食べたひもかわ(桐生の平たいうどん)がとても美味しく、それだけでここに来てよかったと思えた。その後、高崎にて後続の旅行参加者と合流し夕食、そして宿へ。良い夜と宿。酔いと疲れで心地よく眠った。

翌朝も雨。そもそもの旅程は碓氷峠越えからの小海線周りを予定していた。しかし今回の天候と旅館の居心地良さなど諸々あわせて考えた結果、今回は横川まででとどめておき、帰りは高崎線ではつまらぬから八高線周りで、という旅程に変更。霧の横川にて、峠の釜飯と古い鉄道車両たち。古めかしい運転台に実際に入ることができて少し感動。横川を存分に楽しんだ後、信越本線で高崎へ戻り、のんびり八高線で八王子。そこで打ち上げ。

大雨にも見舞われず、同行の方々も楽しんでくれたようで、結果オーライのなかなか良い旅だった。