考えてやったことを患者に喜んでもらえたのだが、それが本当によかったのかが皆目よくわからない。安直な 「やさしさ」 でやったことは無いつもりだし。治療や病態も経過もリハビリについても勉強した。医者やPTにきける話はきいて必要な情報を集めた。もちろん理解不十分な点がまだ多いのは自覚している。しかしできる限りで患者の傍らで一緒に悩んだつもりだ。患者とわたしの間では成功なのかもしれないが、組織の中のわたしとしてそういう仕事の仕方をしてよいのか、そういうことを気にせざるを得ない組織の一員だ、かなしい。しかしとにかくひとつの区切り、次に活かしていく。他職種と話せるようになったことは、よかったと思う。「仕事の話が通じる相手」というのは互いに有意義なものだと信じたい。